ごあいさつ
当院は昭和22年、旧小郡町仁保津で開院し、その後、昭和26年に小郡町大正上に、そして平成6年に現在地に移転し今に至っております。その間、地域に密着した病院として診療を行ってまいりました。
超高齢化社会をむかえようとしている今日では、疾病の治療のみならず健康の保持、増進、病気の予防、介護、福祉など、包括的な地域医療に取り組む必要があることを痛感しております。そのため、平成17年にはリハビリを主目的としたデイケア、及びショートステイの介護施設を増築し事業を開始したほか、平成19年には健康診断専門のセクションを新たに構え、予防対策にも力を入れております。
また、時代の要請と、介護事業のさらなる充実を図るため、デイサービスを併設する住宅型有料老人ホームを、平成27年12月にオープンいたしました。
私ども人命を預かる医療従事者としましてはその責任を果たすため、日々、研鑽に励み患者様に対して心の通うあたたかい、信頼される医療を目指す所存でございます。
今後とも倍旧のご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
医療法人清仁会 理事長 田邉征六
医療法人清仁会 シンボルマーク
円滑、円熟、円満。円には、人と人との気持ちのいい関わりや幸せに満ちた生活を表現する言葉が多くあります。 そして、このシンボルマークのテーマは“円診力”です。病院は高度な医療技術が全てではありません。
デザインベースである円には、常に心を持って医療にあたり、温かいふれあいの医療を考えて頂きたいという願いが込められています。 また、快適な医療空間をも意味しています。
こうした心の働きかけによる作用と現代医学が相まって、病院の目指す役割が果たせると信じるからです。 もちろん、このシンボルマークの円から生じた「H」のイメージするものは「HEALTH」。人の健康です。
デザイン:グラフィックデザイナー 吉井純起氏
法人沿革
昭和22年 | 吉敷郡小郡町上郷2117番地に林医院を開設 |
昭和26年 5月 |
同町下郷1381番地に医療法人(社団)清仁会 林病院を開設 |
昭和37年10月 | 病院の増改築を行い、許可病床32床となる |
昭和45年 4月 | 病院の増改築を行い、許可病床50床となる |
平成 6年 7月 | 吉敷郡小郡町下郷1381番地より下郷751番4へ新築移転 |
平成 8年 6月 | 旧林病院(下郷1381番地)に小郡訪問看護ステーションを開設 |
平成12年 4月 | 旧林病院(下郷1381番地)に小郡在宅ケアセンター(居宅介護支援事業)を開設 |
平成17年 4月 |
林病院に併設して、なぎの木在宅ケアセンター・デイケア |
平成19年 4月 |
上記4か所の介護事業所が指定介護予防サービス事業所の指定を受ける |
平成19年 4月 |
独立した健診部門を院内に設立 |
平成27年12月 |
住宅型有料老人ホームなぎの森、なぎの森デイサービスセンターを開設 |
患者さんの権利と責任
医療は患者さんと医療従事者の信頼関係を基盤とした共同作業です。
当院では患者さんの権利を尊重するとともに、患者さんには責任を果たしていただき、よりよい医療を行えるようにスタッフ一同最善を尽くします。
<患者さんの権利>
- 人間として、常に生命・身体・人格を尊重される権利があります。
- 公平な医療を受ける権利があります。
- 納得のいく、十分な説明を受けて知る権利があります。
- 自分の意志で治療を選択し、決定する権利があります。
- プライバシーが尊重され、個人情報を保護される権利があります。
<患者さんの責任>
- 医療従事者と力をあわせて医療に参加し協力する責任があります。医療従事者に病状や変化を速やかにかつ正確に伝えてください。
- 自分で選択した治療方針に従って治療に専念する責任があります。
- 社会的ルールや病院の規則を守り、病院職員の指示に従う責任があります。ほかの患者さんの迷惑になるような行為は慎んでください。
・病院の建物、設備、器物は大切に扱ってください。
・ほかの患者さんや病院職員への暴力・暴言を禁じます。 - 医療費を支払う責任があります。
上記の事項を守っていただけない場合、診療の継続ができなくなることがあります。
皆様のご協力よろしくおねがいいたします。
医療法人清仁会 基本理念
地域の皆様に信頼される良質で適正な医療、保健、福祉の提供に努めます
林病院の基本方針
- 皆様の権利の擁護に努め、対話と合意の医療を行います。
- 医療の質の向上に努め、安全で良質な医療を提供いたします。
- 快適な診療・看護環境を提供いたします。
- 地域密着型の病院として、プライマリーケアを主体として、疾病の治療に当たります。
- 健康の保持増進、病気の予防、介護、福祉などの包括的な取り組みを積極的に行います。
看護科理念
- 専門職業人としての自覚と責任を持ち、相手の立場に立った看護、介護を提供いたします。
- 地域の病院としての役割を自覚し、その期待に応えられるよう日々努力いたします。
看護科方針
- 気配り、目配り、思いやりを基に、安全で安心できる看護・介護提供いたします。
- 守秘義務を遵守し、個人情報の保護に努めます。
- 専門職業人としての知識と技術を身につけるため日々自己研鑽いたします。
- 組織の一員として互いに連携し、一人ひとりが病院運営・経営に参画します。
看護職員の負担軽減の取り組みについて
当院では、当院で働く看護職員の負担軽減及び処遇の改善のため、下記の項目について取り組みを行っています。
- 時間外労働を削減するような業務量の調整
- 看護職員と他職種(薬剤師、リハビリ職、事務職 等)の業務分担
- 短時間正規雇用の看護職員の活用
- 多様な勤務形態の導入
- 妊娠・子育て中の看護職員に対する配慮